不関電極とは
不関電極とは、
一般には基準電極(アース)のこと
を指す用語です。
「測定したい場所はあるけど、雑音が入るんだよね〜」と場合に、雑音の影響を小さくすることができます。
医療の世界においても、心電図計測などで使用されます。
心電図での「単極肢誘導」においての不関電極は、
5 kΩ以上の抵抗を介して右手、左手、左足の3つの電極を結合した体の中央に形成される架空の電極
のことを指します。
簡単いえば、電極同士を繋いだ中心点が架空の電極になっているということです。
そのため実際には手に取ったりすることはできません。
この3つの電極を結んだ三角形を「Einthoven三角形」といい、その中心点を「Whilsonの中心点」といいますが、試験対策以外では覚える必要はほぼありません。
単極誘導では、この不関電極と各電極との間の電気の流れを見ています。
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