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医療での「バイタルサイン」についてわかりやすく簡単に解説!

いつも通り、最初に関連する基準値を置いておきます。

個人的には、基準値はググればOKだと思っていますので、頑張って覚える必要はありません。

今は見なくていいよー、という方はスルーしてください。

「バイタルサイン」に関する基準値
心拍数 65〜85 回 / 分
呼吸数 36〜37 ℃
脈拍 135 / 85 mmHg
JCS 0
GCS 15
尿量 1000〜2000 mL / 日

「ザックリ」説明

 
ナース看護師

ドクター先生!

心拍数や体温なんかのことをまとめて「バイタルサイン」ってよく現場で使いますけど、正確にはどういう意味なんでしょうか?

 

 
ドクター先生

バイタルサインは、

患者の生命に関する最も基本的な情報

のことを指す用語だよ!

 

 
ドクター先生

ナースちゃんが言った心拍数や体温もバイタルサインの一つだね。

 

 
ナース看護師

そういうことなんですね!

他にはどんな情報がバイタルサインに含まれんですか?

 

 
ドクター先生

大体の場合は、

心拍数、呼吸数、血圧、体温

の4つを指していることが多いね。

 
ドクター先生

これに「意識レベル」や「尿量」を加えて5項目もしくは6項目にすることもあるよ。

 

 
ナース看護師

なるほどですね。

もっと詳しくバイタルサインについて教えてください!

 

 
ドクター先生

じゃあ詳しくみていこうか!

「シッカリ」説明

バイタルサインとは

バイタルサインは英語では、Vital Singsのことであり、直訳では「生命(vital)の兆候(signs)」という意味になります。

簡単にいうと、

これさえ安定しているなら、ほぼ大丈夫!」という項目

のことですね。

逆にこれらの項目が異常値を示す場合は、かなり危ない状態であることがありますので、早急な治療が必要になります。

バイタルサインは、医療の世界では「バイタル」と略されて呼ばれることが多く、カルテやモニターなどでは「vital」や「VS」と表記させることもあります。

これらをみた時には「あ、バイタルサインのことね」っと考えてください。

バイタルサインに含まれる項目

一般的に言うバイタルサインには、以下の項目が含まれます。

心拍数

呼吸数

体温

血圧

これらは人体の状態を知るための重要な指標となり、治療を行う前に必ず把握しておく必要があります

体の調子が悪い時に体温を計ることがあると思いますが、これもバイタルの確認の一つです。

また、これだけでは重症度の評価が難しい救急治療の領域では、この4つの項目に加えて以下の二つを追加することがあります。

意識レベル

尿量

意識レベルは意識障害を確認するために行い、尿量は腎臓の状態を確認するために行います。

この2つの項目の異常は、上の4つの項目では変化がなくとも治療が必要なことがあるために測定します。

かといって、一般病棟で意識レベルや尿量を測定しないと言う訳ではありません。

あくまで救急治療の領域では「意識レベルや尿量も、スポットを当てて確認しよう」と言うだけです。

以上の6つの項目が基準値が外れた状態を「バイタルサインが崩れる」と表現します。

「バイタルサインが崩れてる」っと言われたら「あ、やばいかも」と考えてください。

まとめると

 
ナース看護師

つまり、バイタルサインとは…

患者の生命に関する最も基本的な情報のこと

基本的には、心拍数・呼吸数・体温・血圧のことを指す

救急領域では、意識レベル・尿量も含めることがある

と言うことですね!

 

 
ドクター先生
コメント

 

その通りだね!

これでバイタルサインについては理解出来たね!

ただ、それぞれの項目についてはもっと深く知る必要があるから、また今度説明するね。

 

 
ナース看護師

分かりました!

よろしくお願いします!