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医療での「カニューレ」についてわかりやすく簡単に解説!

「カニューレ」に関する基準値
   
   

カニューレとは

カニューレとは、

生体に挿入する、やや太めの管

のことを指します。

挿入する部位は心臓、血管、気管、または切り口、傷口など様々です。

ザックリと、

治療で体の中に入れる、太い管のことか!

と認識できれば大丈夫です。

カテーテルの太い版と考えて頂ければ、イメージしやすいでしょうか。

「カニューレ」を学ぶなら、まずこの一冊!

カテーテル、チューブとの違い

「太い」とは一般的な医療用のチューブやカテーテルと比較した場合を意味しています。

曖昧な表現にはなってしましますが、どの太さからカニューレであるかは決まっていません

カニューレの太さはFr(フレンチサイズ)で表現されます。

あくまでイメージの上ですが、

チューブ < カテーテル < カニューレ

の順で太くなっていきます。

しかし、実際にはカテーテルよりも細いカニューレも存在しますし、カテーテルよりも太いチューブも存在します。

これらは太さで呼び分けられるというよりも、用途や分野で分けられることが一般的です。

カニューレとカニューラは違う??

カニューレと同じ場面で「カニューラ」という言葉も聞きますが、

意味は全く同じ

です。

元々はドイツ語で「Kanüle」でしたが、英語表記では「cannula」となっているため、語源に従うのであれば「カニューレ」、英語発音であれば「カニューラ」になっているのではないかと推測されます。

しかし、実際の現場では

心臓血管領域で使用するものは「カニューレ」

気管挿管や酸素吸入に使用するものは「カニューラ」

と呼び分けられている傾向にあるように感じます。

施設により違いもあるかと思いますので、その辺りは周りを見ながら擦り合わせていきましょう。

どの場面でどちらを使用しても、ほとんど違和感なく受け入れられるかと思います。

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