「観血的」に関しての基準値は特にありません。
今回、基準値はお休みです。
- 「観血的」に関する基準値
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「ザックリ」説明
今日は「観血的」という言葉について説明するよ。
「観血的」ってどこかで聞いたことあるんですが、
どこだったでしょうか…?
おそらく、血圧測定かな。
「観血的」血圧測定とか「非観血式」血圧測定って言葉はよく使われているね。
それで聞いたことあったんですね!
どういう意味なんでしょうか?
観血的は、
体に傷をつけて行う治療や検査のこと
を意味します。
単に「観血」や「観血式」なんて言ったりもするけど、全て同じ意味です。
そういう意味だったんですね!
もっと詳しく教えてください。
では、詳しく説明していこうか!
「シッカリ」説明
医療行為の中でも、
出血する行為
または
一連の手技の中に出血を伴う行為があるもの
のことを「観血的」と表現します。
これに対して、出血を伴わないもののことを、「非観血的」と言います。
例えば、血圧を測る方法について考えてみましょう。
普段よく目にする、マンシェットを腕に巻いて、締め付けることで血圧を測定するのは「非観血的」な血圧測定です。
これに対して、動脈に針を刺し、その部分の血圧を測定するのは「観血的」な血圧測定です。
また、切開を伴う手術は「観血的」手術ですが、単に〇〇手術と呼ぶことが一般的です。
しかし、整形外科領域などでは切開を伴わない「非観血的」手術が存在するため、相対的に切開を伴う手術を「観血的〇〇手術」ということもあります。
言い換えるのであれば、体に傷を作るものが「観血的」、作らないものが「非観血的」と表現することもできます。
よく似た意味の言葉に「侵襲的」というのがありますが、こちらは「傷を作る」というニュアンスではなく、
「体の中に入れる」
「負担、傷害が生じる」
といった意味合いが強い言葉です。
「観血的」であっても「侵襲的」ではない行為は存在しませんので、どちらを使用すべきかわからなくなった場合は「侵襲的」を使用する方が無難です。
しかし放射線治療や薬物治療など、「観血的」ではないが「侵襲的」な行為は存在しますので、注意してください。
まとめると
つまり、観血的は
・体を物理的に傷つけ、出血が発生する行為を指す
ということですね!
さすがナースちゃん!
観血的については理解できたね。
また分からないことがあったら、遠慮なく聞いてね。
分かりました!
ありがとうございます。