ドクター先生!
心電図について勉強しようと思ったんですが、どの本を見れば良いんでしょうか?
本屋さんに行っても種類が多すぎて決めきれなくて…
確かに、心電図に関する書籍は山のように出てるから、どれをみたらいいか分からないよね。
じゃあ今回は、おすすめの参考書を紹介するね!
目的別に紹介するから、ナース看護師ちゃんに合った参考書も見つかると思うよ!
それはありがたいです!!
よろしくお願いします。
参考書は必要?心電図を学ぶには
医療に従事する方にとって、心電図の知識は「ほぼ」必須のものです。
その心電図を学ぶためのツールは数多くあり、内容の濃さも難易度もそれぞれです。
書店で悩み、買ったは良いものの内容が入ってこなくて最後まで読まなかった…なんて方も多いでしょう。
この記事では、そんな悩みを解決するために目的別に心電図の参考書を紹介します。
勉強するための一冊を選ぶ際の参考にしてください。
ネットや電子書籍で勉強するのも一つの手段ではありますが、何度も繰り返しみる参考書は手元にあった方が効率よく学ぶことができます。
(スマホだと、別のことに気を取られてしまいますしね…)
心電図に限った話ではありませんが、本気で勉強しようと思うのであれば、やはりお金を出して本を買うのが一番の近道です。
「お金を払ったからには、読まなければ勿体ない!」という意識が働いて、ネットで勉強するよりもモチベーションの維持がしやすくなります。
心電図を学ぶためのおすすめ書籍10選
これから勉強する初心者はこれ!
内容 | (2.5) |
読みやすさ | (5.0) |
イラスト | (5.0) |
心電図電極の貼り方からイラスト付きで解説してくれる、とても分かりやすく読みやすい解説書です。
「心電図を勉強したいけど、何から読んでいいかわからない!」
という方には非常におすすめです。
正常心電図、異常心電図などの解説もありますが、すでにある程度の知識を持っている方には「簡単すぎる」かもしれません。
これから勉強する方の導入にピッタリの一冊です。
心電図への苦手意識を無くしたい方はこれ!
内容 | (3.5) |
読みやすさ | (4.5) |
イラスト | (4.5) |
「心電図ってなんか苦手意識が…」
という方にはこの一冊!
原理や基準などの細かい説明はなく、ストレートに「どんな波形は危険か」ということを解説してくれます。
「正常値なんか覚えるな!!」
というスタンスで話が始まるので、心電図に苦手意識がある方も安心して読むことができます。
病棟ですぐ確認したい方はこれ!
内容 | (3.0) |
読みやすさ | (4.0) |
イラスト | (2.5) |
いつでも確認できる心電図の書籍として、とても重宝する一冊です。
本のサイズが小さいため、ポケットに入れて持ち運ぶことが可能です。
読んで勉強する本というよりは、わからない単語を索引で調べるのに向いています。
ベットサイドでのお守りにしたい本ですね。
現場で困らない知識を付けたい方はこれ!
内容 | (3.0) |
読みやすさ | (4.5) |
イラスト | (3.5) |
基本波形から入り、危険な心電図の見極め方を詳しく解説してくれる書籍です。
内容もキャラクターの会話形式+漫画的な表現を使用しているため、スラスラと読むことができます。
この一冊を読んでおけば、本当に危ない心電図に出会った時にすぐ気付くことができるでしょう。
タイトルの通り、現場で心電図を見た時に「ドキッ」とする方におすすめの一冊です。
人に教えられる様になりたい!という方はこれ!
内容 | (4.0) |
読みやすさ | (4.0) |
イラスト | (2.5) |
心電図の成り立ちや波形の見方をたくさん紹介してくれる書籍です。
内容的には初心者〜中級者向けになっていますが、実践的なトレーニングもできるため、これを読めば後輩に教えるべき点を一通り抑えることができます。
「この波形って何ですか?」
と聞かれた時にサクッと答えられる様になるためには最適な一冊です。
現場で12誘導を判読できるようになりたい!という方はこれ!
内容 | (3.0) |
読みやすさ | (4.0) |
イラスト | (2.5) |
心電図検定にも使用できる、12誘導心電図を読むためのトレーニング本です。
基礎的な内容から始まりますが、体系的に説明されている訳ではないので初心者向けではありません。
「心電図の基礎は分かったから、次は12誘導が読めるようになりたい!」
という方におすすめの一冊です。
続編に「トレーニング編」がありますので、基礎編が終わったらチャレンジしてみてください。
循環器と一緒に基礎から勉強したいという方はこれ!
内容 | (3.0) |
読みやすさ | (5.0) |
イラスト | (5.0) |
言わずと知れた「病みえ」シリーズの心臓編です。
異常波形などの解説などは内容的に薄いですが、
「心臓の解剖や心電図の成り立ちをしっかり学びたい!」
という方には非常におすすめです。
循環器に関わる方であれば、心電図以外の心臓に関する知識も豊富に掲載されているので、持っていて損はない一冊です。
心電図の検定を受けてみたい!という方はこれ!
内容 | (2.5) |
読みやすさ | (4.0) |
イラスト | (3.0) |
「最近流行りの心電図検定を受験したい!」という方には必須の一冊です。
実際の試験問題に加えて、解説も丁寧にされています。
しかし、少し解説が難しい点もありますので、ここで紹介したような参考書も合わせて持っていると安心です。
原理から知らなければモヤモヤする…という猛者はこれ!
内容 | (5.0) |
読みやすさ | (4.0) |
イラスト | (3.0) |
「心電図の概要は分かった!」
「もっと原理や成り立ちを詳しく知りたい!」
という猛者におすすめの一冊が「ガイトン生理学」です。
心電図に限らず、生理学の基礎はこの一冊でほぼカバーすることができます。
医療に携わる上では、持っていて得しかありません。
※必ず「単行本」を購入してください。特典で「電子書籍」が付いてきます。
もう初心者向けでは満足できない!プロフェッショナルな方にはこれ!
内容 | (5.0) |
読みやすさ | (1.0) |
イラスト | (0.0) |
「心電図でわからないことはない!」
というプロフェッショナルな方におすすめする最後の一冊がこれ。
伸び切った鼻を綺麗にへし折ってくれます。
実際に筆者が何度も心を折られた一冊です。
内容をすべて理解できれば、明日から心電図マスターを名乗れます。
まとめると
色々な本を紹介したけど、ナースちゃんに合いそうな一冊は見つかった?
はい、ありがとうございました!
この本でしっかり心電図を勉強します。
それはよかった!
このサイトでも、心電図に関する知識を体系的に紹介しているから、そっちでも勉強してみてね。
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