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医療での「MMT」についてわかりやすく簡単に解説!

  • 2022年5月30日
  • 2022年5月30日
  • 筋力
「MMT」に関する基準値
評価 評価基準
5 強い抵抗を加えても、四肢を動かすことができる
4 ある程度の抵抗を加えても、四肢を動かすことができる
3 抵抗を加えると動かせないが、重力に抵抗して四肢を動かすことはできる
2 重力がなければ、四肢を動かすことができる
1 筋肉の収縮が少し確認できるが、関節を動かしたりはできない
0 筋肉の収縮が全く見られない
 
ナース看護師

ドクター先生!

病棟の確認事項に「MMT」っていうのがあるんですが、これは何を確認すればいいんでしょうか?

 
ドクター先生

MMTは、

筋力の低下や、神経障害の有無を調べるための試験

だね!

「MMT」を学ぶなら、まずこの一冊!

MMTとは

MMTはManual Muscle Testの頭文字を取った言葉で、日本語では「徒手筋力テスト」と呼ばれています。

めちゃくちゃ簡単に言うと、

どのくらい筋力が低下してたり、神経障害がありますか〜?」を調べるための試験

です。

評価は0〜5の6段階で行い、数字が少ないほど高度な障害がある状態を表します。

MMTの評価方法

MMTの評価方法についてざっくりと確認してみましょう。

基本的にMMTは、

四肢の運動が「抵抗」もしくは「重力」に抗って行うことができるのか

ということを確認します。

例えば腕のMMTを確認する場合を考えてみましょう。

患者の腕を一定の力で押さえるなどした状態で、患者が腕を曲げることができれば、正常である「5」と評価されます。

逆に、全く腕を動かせない場合は「0」と評価されます。

これらは表のように評価、分類されています。

評価 評価基準
5 強い抵抗を加えても、四肢を動かすことができる
4 ある程度の抵抗を加えても、四肢を動かすことができる
3 抵抗を加えると動かせないが、重力に抵抗して四肢を動かすことはできる
2 重力がなければ、四肢を動かすことができる
1 筋肉の収縮が少し確認できるが、関節を動かしたりはできない
0 筋肉の収縮が全く見られない

MMTの評価で最も重要なのは、MMT「3」です。

MMTが3以上であれば、

最低限の日常生活を行うことができる

と判断されるからです。

実際にMMTを実施する場合は、評価する筋肉(筋群)ごとに、先ほどの評価基準を用いて確認していきます。

ただし、MMTはあくまで「主観的」な評価方法であるため、結果の評価に個人差が発生します。

MMTを行う際には、十分な知識を持って行うようにしましょう。

「MMT」を学ぶなら、まずこの一冊!